日常的にネット通販で買い物をしている家庭にとって、宅配ボックスは必需品になりつつあります。
マンションのような集合住宅では、設備として宅配ボックスがあることが珍しくありませんが、一軒家でも宅配ボックスを導入する家庭が増えています。
それに伴い、戸建て住宅向けの宅配ボックスの種類もどんどん増えてきました。
自宅にも宅配ボックスを付けたいのだが、どれを買うのがベストなのだろうか?
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、戸建て住宅向けの宅配ボックスについて、
- どんな種類のものがあるのか
- それぞれのタイプごとの、オススメの宅配ボックス
を紹介、解説していきます。
目次
戸建て住宅向けの宅配ボックスには様々なタイプがある
戸建て住宅向けの宅配ボックスには多種多様な商品がありますが、このように大まかに分類できます。
- 金属製で、取付工事が必要なもの
- 金属製で、取付工事不要のもの
- プラスチック製(取付工事不要なものがほとんど)
- 折りたたみ可能なソフトタイプのもの
それぞれのタイプを比べると何が違ってくるのでしょうか?
それは主に、こういった点です。
- 費用
- 本体の価格+工事費用(取付工事が必要な場合)
- 防犯性
- ボックスに入れられた荷物を盗難されるリスクが少ないかどうか
- 設置しやすさ
- 取り付け工事が必要かどうか
自分で取り付ける場合は、取り付け作業が簡単かどうか
そして、大まかな傾向として、それぞれのタイプの特徴はこの図のようになります。
「金属製で取り付け工事が必要なもの」は、特に費用が高くなりますが、ガッシリと堅牢で防犯性が高く、中の荷物を盗まれる危険性は非常に低いと言えます。
一方、「ソフトタイプのもの」はそれと対称的で、かなり安価で設置もとても楽ですが、ワイヤーでドアなどにつないで固定するだけなのでセキュリティ性が低く、悪意のある人間が荷物を盗もうとすれば、比較的簡単に盗めてしまいます。
そして「プラスチック製のもの」は、金属製とソフトタイプの中間の特徴があります。
このような傾向があるため、どのタイプの宅配ボックスを選べばいいのか、を考える場合、
「費用」、「防犯性」、「設置しやすさ」の中で何を重視するか
がはっきりしているのであれば、選択肢が狭まり、選びやすくなるでしょう。
各タイプの特徴をさらに詳しく説明しつつ、それぞれについてオススメの宅配ボックスを紹介していきます。
質実剛健、取付工事でガッシリ固定する金属製の宅配ボックス
コンボ(Panasonic)
- 価格
- 防犯性
- 設置しやすさ
- (基本的に工事が必要)
戸建て住宅用宅配ボックスの代表的な存在になっているのがPanasonicの『COMBO』(コンボ)です。
サイズ、カラー、扉の向き(右開き、左開き、など)のバリエーションが豊富で、また、「据え置き」の他、「壁への埋め込み」、「ポール取り付け」など様々な取付方法に対応しています。
なお、据え置き施工用のベース部分はオプションパーツとなり別売りです。
コンボの多様なバリエーションについてはこちらの記事でまとめています。
COMBOは、シンプルで考え抜かれた操作性、高い質感とデザイン性など、全面的にスキの無い宅配ボックスです。
宅配ボックスが普及し始めたのは数年前ですが、実は、Panasonicはそれよりもずっと前の1992年から宅配ボックスを販売しており、思いのほか長い歴史と豊富な実績を持っているメーカーです。
COMBOの宅配ボックスとしての高い完成度は、その実績によるものでしょう。
取り付けには基本的に工事が必要になりますが、費用を節約したい場合には、取り付け工事を自分自身で行う、という選択肢もあります。
自力でコンボを設置する方法についてはこちらの記事で解説しています。
金属製、かつ、工事不要でお手軽に設置できる宅配ボックス
宅配キーパー(エスディエス)
- 価格
- 防犯性
- 設置しやすさ
『宅配キーパー』は、金属製の強固な宅配ボックスでありながら、工事不要で取り付けられます。
ベース部分にコンクリートブロックを入れて重りにし、さらにセキュリティワイヤーで固定できます。
完全に固定するわけではないので、防犯性はやや下がりますが、一方で、設置場所を変えたくなった場合に移動できる、というメリットがあります。
なお、ベース部分は別売りとなっているので注意が必要です。
「ラージタイプ」は収納可能サイズが「幅 40cm × 奥行 39cm × 高さ 65cm」と、収容力が非常に大きく、また、対候性、防錆性に優れた素材が使われていることが特長です。
工事不要で取り付けられる金属製の宅配ボックスについては、こちらの記事で他の製品についても紹介しています。
あらゆる点でバランスの取れたプラスチック製の宅配ボックス
COMBO-Light(Panasonic)
- 価格
- 防犯性
- 設置しやすさ
COMBO-Lightは、プラスチック製にすることで価格を大きく抑えたCOMBOです。接着剤での固定に対応しており、工事不要で取り付けられます。
プラスチック製とはいえ、二重構造の頑丈な作りで耐久性が十分確保されており、質感があるデザインで安っぽさはまるで感じられません。
COMBOの良さはほぼそのままに、価格や設置しやすさの面で導入しやすくなった、バランスの取れた宅配ボックスです。
なお、COMBO-Lightについても据え置き施工用のベースが別売りになっているためご注意ください。
COMBO-Lightについてはこちらの記事でくわしく紹介しています。
スマポ(NASTA)
- 価格
- 防犯性
- 設置しやすさ
スマポは、やや小ぶりなプラスチック製の宅配ボックスです。
おしゃれで親しみやすいデザイン、低価格、とプラスチック製であることを最大限に生かした製品です。
接着剤、セキュリティワイヤーでの固定に対応しています。
収納可能サイズが「幅 33cm × 奥行 25cm × 高さ 42cm」とやや小さめで、大きな荷物は受け取ることができませんが、玄関周りに広い設置スペースが無い場合では、このサイズがピッタリかもしれません。
スマポについてはこちらの記事でくわしく紹介しています。
折りたたみ可能、安価でお手軽なソフトタイプの宅配ボックス
Receibo TRO-3452(グリーンライフ)
- 価格
- 防犯性
- 設置しやすさ
他のタイプの物と比べ、価格が圧倒的に安いのが、ソフトタイプの宅配ボックスです。数千円で購入できます。
また、折りたたみできるため、使わない時にはしまっておけます。
ソフトタイプの宅配ボックスは、荷物が入っていない状態のときには自立せずにつぶれた状態になってしまうものが多いのですが、
この『Receibo』(レシーボ)は、大容量、かつ、しっかりした作りになっており、荷物が入っていなくても自立します。
このタイプの宅配ボックスは、玄関の前において置き、セキュリティワイヤーでつないでおく、という使い方のため、防犯性は高くありません。
しかし例えば、「高価な荷物が届く場合には宅配ボックスを使わず直接受け取るようにする」というような使い方をするのであれば、このタイプの宅配ボックスでもリスクを低く抑えられるでしょう。
ソフトタイプの宅配ボックスについては、こちらの記事で他の製品についても紹介しています。
戸建て住宅向け宅配ボックスについて、様々なタイプがあること、そして、それぞれのタイプのオススメの製品について紹介してきました。
このサイトでは、宅配ボックスについての情報をたくさん紹介しておりますので、ご家庭にピッタリな製品を見つけるために是非ご活用ください。
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