2019年9月より、Amazonのサービスとして『Amazon Hub ロッカー』の利用が始まりました。
このロッカーが普及していけば、Amazonで購入した商品がより受け取りやすくなり、また、宅配業者の再配達を減らす効果が見込まれるため、注目すべきサービスです。
この『Amazon Hub ロッカー』、どこに設置されていて、どう使うものなのかを解説していきます。
目次
『Amazon Hub ロッカー』とは
「Amazon Hub ロッカー」はAmazonが行っている「宅配ロッカー」のサービスで、駅やコンビニ、スーパーなどにそのロッカーが置かれています。
宅配ロッカーとは、宅配物を(自宅ではなく)ロッカーに配送してもらい、自分が好きな時に受け取れる、というものです。
宅配ロッカーとしては、ヤマト運輸系の『PUDO』が有名ですが、「Amazon Hub ロッカー」もそれと同様のサービスです。
Amazonで商品を購入する際に、送り先をAmazon Hub ロッカーに指定しておくことで、好きなタイミングでロッカーから商品を受け取ることができます。
「Amazon Hub ロッカー」の魅力とは
Amazonの画面から、配送先として「Amazon Hub ロッカー」を指定できる
この点が「Amazon Hub ロッカー」の最大の魅力ではないかと思いますが、Amazonの購入画面で、配送先として宅配ロッカーを直接指定することができます。
現状(2019年9月時点)、Amazonの画面からPUDOのような宅配ロッカーを配送先として直接指定することはできませんが、「Amazon Hub ロッカー」であれば指定できます。
このことにより、自宅近くにAmazon Hub ロッカーがあれば、Amazonで購入したものを毎回ロッカーで受け取れるようになります。
そうなれば、自宅に不在で再配達をしてもらうようなことを避けられます。
「Amazon Hub ロッカー」の利用時間は?
ロッカー自体の利用時間は24時間ですが、スーパーや駅などの構内に置かれていることが多いため、実際に利用できる時間帯は、その店舗の営業時間内に限られます。
「Amazon Hub ロッカー」の設置場所は?
現在のところ、東京都や神奈川県を中心に設置され、その数は次第に増えています。
- ファミリーマート
- 小田急電鉄の駅構内
- スーパー「Fuji」の店内
のような場所に置かれます。
最新の設置場所についてはこちらから確認できます。
「Amazon Hub ロッカー」の使い方
ロッカーでAmazonの商品を受け取るまでの流れ
Amazonにて、商品をカートに入れた後、レジに進みます。
配送先としてAmazon Hub ロッカーを指定して購入を完了します。(この部分の手順については、この後で解説しています)
しばらくして、購入した商品が宅配業者によってロッカーに配送されると、メールが届きます。
そのメールで受取用のバーコードを表示できます。
自分が配送先に指定したロッカーに行きます。
端末のスキャナに受取用のバーコードをかざします。
商品が入っている扉が自動的に開くので、荷物を受け取ります。
Amazonの商品購入時に配送先として「Amazon Hub ロッカー」を指定するには
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Amazonの注文内容確認画面で、「お届け先住所」の「変更」をクリックし、「新しい届け先住所を追加」をクリックします。
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「受け取りスポットを探す」で住所や郵便番号などを指定し、検索します。
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対象となる地域の周辺に「Amazon Hub ロッカー」がある場合、検索結果に表示されます。
ロッカーを選択し、届け先として登録します。
なお、一度「届け先」として登録しておけば、次回以降はいちいち検索せずに、簡単に同じロッカーを指定できます。
ロッカーごとに変わった名前が付けられている
ちなみに、ロッカーには名前が付けられています。
- キンモクセイ
- サンマ
- コスモス
こんなふうに、ロッカーにつけるにしてはちょっと変わった名前です。魚、花、食べ物の名前が多いようです。
この名前は、Amazon Hub ロッカーの右上の端あたりに表記されています。
「Amazon Hub ロッカー」の利用で注意すべきこと
商品の保管期間は3日間
商品がロッカーに入ってから3日以内に引き取る必要があります。
保管期間を過ぎると、注文は返品されキャンセル扱いになります。
Amazon.co.jpが発送する商品のみが対象
Amazon Hub ロッカーでの受け取りは、Amazon.co.jpが発送する商品のみが対象となります。出品者が発送する商品は受け取ることができません。
特定の商品は配送対象外となる
一部危険物や、重量・サイズが大きい商品、Prime NowやAmazonフレッシュなどの商品は配送対象外となります。
お店で荷物を受け取る『Amazon Hub カウンター』もある
ロッカーではなく、飲食店や小売店などで商品を受け取れる『Amazon Hub カウンター』というサービスもあります。
こちらはコンビニ受け取りに近い形のサービスで、対象となる店舗にて店員にバーコードを示して荷物を受け取るものです。
自宅の近くにAmazon Hub ロッカーが無くとも、「Amazon Hub カウンター」の対象となっている店舗があれば、こちらを利用するという手もあるでしょう。
商品の保管期間が14日と長いことも特長です。
Amazon Hub カウンターの対応店舗についてはこちらから確認できます。
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