置き配バッグ「OKIPPA」とは
「OKIPPA(オキッパ)」は、 Yper(イーパ)が販売している、置き配バッグと呼ばれるものです。
この置き配バッグとは、簡易的な宅配ボックスのようなもので、設置しておくことで留守中であっても宅配物を受け取ることができます。
バッグをたたんだ状態でドアノブなどに掛けておくと、宅配業者がバッグを広げて荷物を入れ、開け口を鍵でロックしてくれます。
バッグはワイヤーでつながれた状態のため、盗難を防止する仕組みになっています。
OKIPPAは、こちらのOKIPPA公式サイトで販売されています。
目次
置き配とは
そもそも「置き配(おきはい)」とは何でしょうか?
置き配は、あらかじめ指定しておいた置き場所に荷物を置いてもらう、宅配の受け取り方法を指す言葉です。
所定の場所に、単に荷物を置いてもらうことで配達完了の扱いとなります。そのため、配送員と対面する必要はなく、サインや押印も行いません。
置き配は、とても楽な受け取り方法ではありますが、荷物が置きっぱなしの状態になるため、盗難されるリスクが伴います。
しかし、OKIPPAを使えば、ワイヤーや鍵で盗難を防止できるため、より安全に荷物を受け取ることができます。
なお、置き配についてはこちらの記事でも詳しく説明しています。
OKIPPAの特長
大容量だがコンパクトにたためるバッグ
バッグの格納サイズは約70×66cm(容量57L)で、かなり大きな荷物でも入ります。
そんな大容量のバッグですが、折りたたむと非常にコンパクトになり、約13×13cm(厚さ5cm)のサイズになります。
また、バッグの両端をもって引っ張ることで、一瞬でたためる作りになっています。
このバッグは、おしゃれなエコバッグ「Shupatto」を開発している株式会社マーナと共同開発して作られたもので、独特な折りたたみ構造をしています。
撥水加工された生地
生地は撥水性があり、多少の雨では荷物が濡れないようにできています。
一般的な宅配ボックスとの違い
一般的な宅配ボックスは、中に印鑑を入れておき、配送員が受領印を押せるようになっていますが、置き配バッグであるOKIPPAは、受領印なしで荷物を受け取るため、印鑑を入れる場所はありません。
OKIPPAアプリ
OKIPPAのスマホアプリがあります(iOS/Android、無料)。
アプリ内の設定でECサイトと連携させることで、購入した商品の配送状況が確認できるようになります。
また、もし再配達になってしまった場合でも、このアプリから再配達依頼ができます。
なお、このアプリはOKIPPAを購入していなくても使うことができます。
OKIPPAの取り付け方法
OKIPPAは、玄関ドアか、ドアの周りの固定できる箇所にワイヤーで取り付けます。
ドアノブ、蝶番への取り付け例の動画があります。
ドアノブへの取り付け
蝶番への取り付け
OKIPPAの使い方
OKIPPAを玄関ドア周辺に取り付けたら、それで準備は完了です。
荷物が届いたときに、配送業者がOKIPPAに荷物を入れてくれます。
届いた荷物をバッグから回収するときにはこのような流れになります。
ダイヤルキーを開錠してバッグを取り外し、荷物を取り出します。
荷物を取り出したら、バッグを畳み、再びワイヤーに取り付けることで、次に荷物が来た時に受け取れる状態になります。
OKIPPAが使用できる住宅
OKIPPAは、アパート、戸建て住宅等、幅広い住宅で使うことができます。
なお、アパート等の集合住宅の場合には、共用部分に物を置くことや、玄関周りに物を吊り下げることが禁止されている場合があるため、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
オートロックのマンションの場合は、配送員が玄関前まで行くことができないため利用できない可能性が高いです。
しかし、オートロック向けのOKIPPAの仕組みについて利用試験が行われており、将来、製品化される可能性はあります。詳しくはこちらをご覧ください。
置き配保険(プレミアムプラン)
OKIPPAには盗難防止のためのワイヤーや鍵が付いているとはいえ、盗難されるリスクが全くないわけではありません。
万が一、OKIPPAに入れられた荷物が盗難されたときのために、3万円を上限として補償する「置き配保険」があります。
OKIPPAアプリのプレミアムプランに加入する形で利用でき、30日につき100円の費用がかかります。
置き配保険については、こちらで規約を確認できます。
OKIPPAのような置き配バッグは、置き配を普及させるための起爆剤となりうる可能性を秘めています。
OKIPPAで置き配、という新しいスタイルの荷物の受け取り方が広まれば、再配達の数をぐっと減らせるかもしれません。
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