再配達が増えている
ネット通販、便利ですよね。
その利便性から、ネット通販の利用は年々右肩上がりで増えています。
買い物が便利になるのはよいことですが、その一方で、宅配便の配達数増加による宅配ドライバーへの負担が問題になっています。荷物の数が急激に増えているのにドライバーの数はそれほど変わりませんから、当然一人一人の負担は増えてしまいます。
さらにその労働力を圧迫しているのが再配達です。
再配達の件数も、配達数が増えるにともなって増加しています。パナソニック社の調査によると、1日の再配達は約200万件、再配達は全体の20%に達するとのことですが、これはものすごい数ですね。
ヤマト運輸が2017年9月末までに宅配便の基本運賃を引き上げる方針を固めた、というニュースが報じられましたが、もはや宅配業者の負担が限界にきているということではないでしょうか。
再配達は宅配業者にとってだけでなく、受け取る側にとっても面倒なものです。
不在票を見て再配達をお願いすること自体が面倒ですし、わずらわしさや若干の心苦しさを感じることもあります。
再配達を時間指定してから荷物が届くまでの時間も、なんとなくそわそわするものです。
指定した時間帯は出かけられないですし、お風呂に入ったりできずに行動が制限されてしまいます。
再配達の仕組み自体は無いと困ってしまうものですけれども、再配達が発生することは宅配業者にとっても荷物を受け取る側にとっても良いことはありません。
再配達を解消する宅配ボックス
再配達の対策として、宅配ボックスが注目されています。
福井県あわら市とパナソニックが行った「宅配ボックス実証実験」では、100軒の家庭に宅配ボックスを設置し、実際に再配達をどの程度減らせるか調査が行われました。
その結果、再配達率が49%から8%に減少したという驚くべき効果が確認されました。
宅配ボックス実証実験についての詳細はこちら
「宅配便の再配達がない」まちをつくろう。宅配ボックス実証実験
宅配ボックスで再配達をなくせば、多くのムダやわずらわしさをなくすことができるはずです。
自宅に宅配ボックスを設置しよう
宅配ボックスはマンションでは設置されていることが多くなっていますが、戸建て住宅などではまだほとんど普及していません。しかし、宅配ボックスがない家庭でも、個人向けの宅配ボックスが販売されており、設置することは可能です。
このサイトでは、個人向けの宅配ボックスにどんなものがあるのか、どのように設置するのかを中心に紹介していきます。
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