ソフトタイプの宅配ボックスの選び方
折りたたみができるソフトタイプの宅配ボックスは、使うときにだけドアの前に設置し、使わないときには折りたたんでしまっておける、とても便利なものです。
ガッチリとした固定型の宅配ボックスに比べ、価格は大幅に安く、また、アパートでも戸建て住宅でも使えるため、幅広い条件で手軽に宅配ボックスを導入できる利点があります。
このソフトタイプの宅配ボックス、ここ数年で商品の種類が急速に増え、
「どれも見た目はあまり変わらないが、何を基準に選べばいいのかわからない」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
選びかたのポイントをまとめ、売れ筋を中心にオススメ商品をピックアップしてご紹介していきます。
宅配ボックスを選ぶ際のポイント
容量、サイズ
ソフトタイプの宅配ボックスは、容量が50~75Lのものが主流です。
容量としては十分か、また、寸法を確認し、自宅のドアの前に置いておけるサイズかどうかをチェックしましょう。
特に、アパートなどで、自宅ドアの前の通路がそれほど広くない場合は注意が必要です。
価格
このタイプの宅配ボックスの価格帯は、2,000~7,000円程度です。大型の物ほど価格が高くなる傾向にあります。
宅配ボックスの他に、印鑑を買ったり、後から、南京錠やワイヤーをもっと厳重なものに買い替えるかも、と検討されている場合はその金額も含めて検討しましょう。
荷物が入っていなくても自立するかどうか
ソフトタイプの宅配ボックスはやわらかい素材で作られていますから、荷物が入っていない状態のときには、自立せずにつぶれた状態になってしまうものが多いです。
商品の画像ではシャッキリ立っているように写っていても、実際に購入してみると、クタっとしていて自立せず、「思っていたイメージと違った」ということが起こりえます。
もちろん、自立しなければ宅配ボックスとして使えないというわけではありませんが、側面をしっかりと支える構造になっていて自立する商品もありますので、気になる方は自立するかどうかを確認してから購入するとよいでしょう。
(購入者のレビューで記述されていることが多いです)
防水性
ほとんどの商品が水に強い素材で作られてはいますが、完全防水ではありません。
強い雨に長時間さらされるようなことがあれば、内部に浸水してしまうと考えておいたほうがいいでしょう。
止水ファスナーを使うなど防水性を高めている商品もありますので、雨に当たりやすい場所に宅配ボックスを置く場合には防水性をチェックしておくべきでしょう。
錠、ワイヤー
このタイプの宅配ボックスには、付属品として、錠が2つ、ワイヤーが1本が含まれていることが多いです。
錠は、ワイヤーを固定するためのものと、宅配ボックスのフタをロックするためのものです。
南京錠が付いてくることが多いですが、商品によってはダイヤル錠の場合もあります。
ワイヤーは2mほどの長さのものが付属することが多いです。
事前に、玄関のどの部分にワイヤーをかけるのか、また、ワイヤーの長さはどの程度必要かを考えておくとよいでしょう。
錠にしろワイヤーにしろ、付属品としてついてくるものの多くは、簡素で防犯性が高いとは言えないものです。
それほど高いものではありませんので、必要に応じで後から買い替えることも検討するとよいでしょう。
ここからは、ソフトタイプの宅配ボックスを
- 最も一般的な形状のもの
- スリムタイプ
- 2つ受け取れるタイプ
の3つに分け紹介していきます。
メーカーから商品の紹介動画が公開されている場合はその動画も併せて紹介しています。
こういった動画は、商品のサイズ感や質感、使い方などがわかり、とても参考になります。
一般的なタイプ
山善 P-BOX(ピーボ) SPB-1 / ASPB-1
- 容量
- 70L
- サイズ
- (外寸)幅 54cm × 奥行 44cm × 高さ 34cm
(内寸)幅 51cm × 奥行 42cm × 高さ 33cm
山善の宅配ボックスです。
型番はSPB-1とASPB-1がありますがどちらも仕様はほぼ同じです。ASPB-1にはホワイトの他にブラウンもあります。
メーカーの商品紹介動画
宅助
- 容量
- 75L
- サイズ
- (外寸)幅 54cm × 奥行 46.6cm × 高さ 34cm
(内寸)幅 50cm × 奥行 44cm × 高さ 33cm
とにかく目立つ、黄色い宅配ボックスです。
このデザインであれば、間違いなく配達員に気付いてもらえるのではないでしょうか。
見た目だけではなく、
- 保冷力のある素材
- 防水性の高いファスナー
- 雨にぬれてもにじんだりしないように、配達員への案内表示がフタに直接印字されている
- ロックするダイヤル錠が本体に固定されている
など、とてもよく考えられた作りになっています。
受けの助
- 容量
- 60L
- サイズ
- 幅 40cm × 奥行 43cm × 高さ 35cm
ボックスの骨組みとなるワイヤーが入っており、中身が無い状態でも自立します。
止水ファスナーを使用し、ファスナー部分から浸水しにくくなっています。
サンワサプライ DB-BOX2
- 容量
- 60L
- サイズ
- (外寸)幅 45cm × 奥行 45cm × 高さ 34cm
(内寸)幅 44cm × 奥行 44cm × 高さ 33cm
側面にしっかりとした芯となるものがなく、中身が入っていない状態では自立しにくい構造ですが、それが気にならなければ、価格が比較的安めでコストパフォーマンスの高い商品です。
メーカーの商品紹介動画
スリムタイプ
ヤマソロ -be solved- 73-096~099
- 容量
- 28L
- サイズ
- 幅 35cm × 奥行 20cm × 高さ 40cm
ミリタリーテイストのデザインで、
カラーはレッド、グリーン、ネイビー、グレーの4色。
内容量はかなり小さめですが、そのぶん設置に場所を取りません。
また、型番が「73-096~099」の商品は、S字フックが付属し、ドアの郵便受けなどに掛けられるようになっています。
グリーンライフ Receibo(レシーボ) TRO-3452
- 容量
- 70L
- サイズ
- (外寸)幅 44cm × 奥行 34cm × 高さ 52cm
(内寸)幅 43cm × 奥行 33cm × 高さ 50cm
側面がしっかりとした作りになっていて自立できる上、壁などにかけて使うこともできます。
底面には底鋲(小さな足)がついていて直接地面にふれず汚れにくい工夫がしてあります。
メーカーの商品紹介動画
2つ受け取れるタイプ
アスカ 宅配ボックス ツイン DSB150
- 容量
- 72L + 36L
- サイズ
- 幅 52.5cm × 奥行 64cm × 高さ 38.5cm
大小の箱が横につながった形になっていて、荷物を2つ受け取れるようになっています。
メーカーの商品紹介動画
ウケトリーナ 宅配Box
- 容量
- 50L + 50L
- サイズ
- (外寸)幅 50cm × 奥行 40cm × 高さ 52cm
(内寸)幅 48cm × 奥行 38cm × 高さ 23.5cm(2層)
こちらは2つの箱が上下に積み重なった形につながっているタイプの宅配ボックスです。
いかがだったでしょうか。
宅配ボックスは、荷物を受け取る側と宅配業者、どちらも助かるステキな商品です。
ご自宅にピッタリな宅配ボックスを選んで快適な通販生活をおおくりください。
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